沖縄に行ったらしたいこと
私は沖縄に行ったことがないが、行ったらまずは市場に行ってみたい。
晴れているときには台湾が見えるというくらい本州と離れた位置にある島。
気温も気候も全く違うということを天気予報でしか知らないが、さぞ別世界であることだろう。
そんな島に住んでいる魚達は、メディアで見る限りではまごうことなき熱帯魚であった。
赤と青と黄色の極彩色の魚。
おでこの張り出し方も身体のラインも明らかに違う。
私は、そんな魚達を市場で間近に観察してみたいのである。
水族館で鑑賞するのではなく、魚屋さんに並ぶ魚としての熱帯魚。
そしてあわよくば、食してみたい。
カラフルな色に惑わされがちだが、とても美味であるということはしばしば耳にする。
そんな色味に慣れていないので、おそらくかなりびくびくしながら口にすることは分かりきっているのだが、そこはなんといっても経験が大切である。
それからもう一つ、小学生の頃から確かめてみたい食べ物がある。
当時の友人が沖縄に家族でいき、笹の葉のようなものにくるまれた食べものがとにかく美味しかったと教えてくれた。
たしかもちのようなお菓子だったと思う。
灰色のものと白のものがあって、この灰色のものが特に美味であると。
名前も全く知らないし、実際にどういう形状のものかも定かではないのだが、このあいまいな情報が頭の片隅を離れず、いつか絶対に食べてみたい食べ物となった。
だから、私にとっての沖縄はこの良く知らない食べ物のイメージなのだ。
行ったこともないにもかかわらず。
いつか行けることがあったら、本当にこんなものがあるのかを調べてみるつもりだ。
それにしても、興味のあるのもが食べ物に限定されていてなんとなく意地汚い気がする。
せめてツアーで行って、水族館でも行こうか。