できれば野菜食にしたい件
最近、「野菜食です」と言いたい。
だが、ベジタリアンという訳ではない。
ただ単に、最近どうも肉があまり食べられなくなってきたようなのだ。
ついこの前までは、いくら肉を食べてもなんてことはなかったのに、この頃ちょっとさしの多いものを食べると翌日おなかを壊す。
いつも通りの普通に売っている肉ならばさしたる問題はないのだが、ふんぱつしていいものを食べようものなら、てきめんだ。
どうやら年齢とともに体質が変わってきたらしい。
悲しいかな、私の内臓は疲れている。
だから極力野菜炒めとか煮物とかをメインに食べるようにしているが、いかんせん今まで肉食だったものだから、メインおかずが野菜だと何だか心もとない。
本当にこれでおなかいっぱいになるのだろうか、と思ってしまう。
なんとも贅沢な話だが。
ともあれ近年の米は驚くほど美味しいので、おかずなんかなくたって食べられるのも事実だ。
一昔前までは、大して銘柄米を気にもしなかったが、今は本当に沢山の種類の米が食べられる。
東北や北陸の米だけではなく、最近では九州の米まで手に入るようになってとても楽しい。
まだまだ通ではないので、食べ比べてもいまいち良く分からないところが研鑽の余地ありではあるが。
野菜に目をむけるようになってから、今まで目に入らなかったものがたくさん目に入るようになった。
例えば、スーパーマーケットの野菜売り場には色んな地域の様々な野菜があること。
日本国内だけでも、見たこともないような種類のものがある。
そしてその年年によって、流行のフルーツが変わること。
それが一般の市場にも流通するようになったこと。
知らない間に、世の中というのは流れていくのだな、と人事のように感じてみる。
それにしても、「野菜食」というのは「肉食」よりも、何と響きの爽やかなことか。
まるで人格まで爽やかになるような気がして、良い。