私のお気に入りの女性作家さん

今私が一番注目している作家は、女心を物凄く理解していて、それを上手に表現している女性作家です。
彼女は、私よりもいくつか年齢が上です。
これまでに、たくさんのドラマ化や映画化された作品があります。

もともと本が好きで、いろんなジャンルの物を読んできましたが、彼女の作品を読んだ時はとても衝撃的でした。
ここまで上手く女心を文字で表すことができる人は、恐らくいないのではないかと思えるほど鮮明に表現されていたのです。
本当に凄い作家だと思いました。
私は男性ではありませんから、本当の意味で男心というものは理解できないと思っています。
想像することはできても、何に怒りどんなことに胸を打たれるものなのか残念ながら分からないと思います。
ですから、どうしてこんなことでそんなに怒るのかとか、それをやりたがる理由も理解できないことがよくあります。
同じように、男性の方にとっても女性の心を理解することはなかなか難しいのではないかと思います。
もちろん、男女を問わず性格によってもかなり違いがありますから、一概には言えませんが傾向のようなものはあるような気がします。
この作家の作品を読んでいると、見事に女性の心理を表現していることに驚きます。
それが分かるという事は、もしかしたら男性の心もよく分かっているのかもしれません。
だからこそ、その違いを上手に伝えられているのだと思うのです。
ほんのわずかなことで、行き違いが男女の間で起こります。
小さなことであっても、それがとても大切な事だったりするのです。
人間の色んな場面を知り尽くしている、天才的な作家だと思っています。

好きな小説家の翻訳小説を

好きな小説家が翻訳をしていて、それがきっかけで翻訳小説を読むようになり、海外の作家を何人か知ることになった。中でもまだ全ての本を翻訳されていないことが多く、自分でペーパーバックなどを訳したいと思った。

好きな小説家が翻訳をしていて、それがきっかけで翻訳小説を読むようになり、海外の作家を何人か知ることになった。
中でもまだ全ての本を翻訳されていないことが多く、自分でペーパーバックなどを訳したいと思った。

海外の本を翻訳するためには、もっとその国の背景を知らなければ、辞書を引いてもどう訳したら良いかわからないので、外国語(主に英語とフランス語)の勉強の他に翻訳小説やその国の歴史や文化、哲学、教育、料理、芸術など、分類別の本を読んで知識を増やしていこうとしている。
図書館の棚にあるそれらしい本を片っ端から読み、その分野ではどの人の本が興味深いのかというのも自分の中で決めることができれば良いと思う。
現時点でまだ進んでいる段階ではないが、フランス語は堀江敏幸さん、鹿島茂さん、石井好子さんで、英語は柴田元幸さんと村上春樹さん、梨木香歩さんの本を好んで読んでいる。
最終的には一冊の本を翻訳したいと思っており、それらの外国文学から上手く吸収した形での日本語での小説も書きたい。

外国語の文章を翻訳しようとして思うことは、自分には日本語の力が全く足りてないということだ。
そういった壁につまずいたときは、日本の文学に戻って何冊か本を読む。
画家の安野光雅さんが森鴎外を読めばいいということを本で読んでから、森鴎外や夏目漱石などを読むことが多い。
好みと好まざるに関係なくこの辺りの時代の有名な作家は文章が非常に上手いと読むたびに思う。
正直、今の時代の大抵の小説家と比べると日本語のレベルがかなり違うのだと感じてしまう。
翻訳した文章を薄っぺらいものにしないためには外国語の勉強と同時にもっと日本語の勉強を、古典を数多く読むべきだと思う。
外国語の文章を根気よく見続けられるなら、日本文学全集の細かい文章もぐいぐいと読むことができるはずだ。
そうすれば、新訳はいまいちなものが多いイメージはなくなるのではないかと思う。

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